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北海道産小麦でつくった麺を説明する孔莉君(コウ リジュン)さん=2024年12月24日午前11時9分、東京都台東区の松坂屋上野店、丸石伸一撮影

Be Ambitious!:8 孔莉君(コウ・リジュン)さん 中国→札幌

 札幌市の観光名所・元祖さっぽろラーメン横丁で食べたみそラーメンが「衝撃」だった。黄色くて甘みのある卵入りの麺は縮れていて、こくのあるみそスープによくからむ。中国出身の孔莉君(コウ リジュン)さん(28)は今、その麺を売る立場になった。

 「モチモチしていて、みそ味のスープによく合いますよ」

 年末の買い出し客でにぎわう東京・上野に孔さんの声が響く。百貨店で開かれた北海道物産展に参加した製麺大手「西山製麺」(札幌市)のブースで、北海道産小麦「春よ恋」でつくった麺を勧める。

 入社2年目ながら現場を任され、試食用の調理から配膳、会計まで手際よくこなしていく。店頭には複数の麺やスープが並ぶ。「その特徴をどう説明すれば興味をもってもらえるか。やりがいがあります」。にっこり笑顔を見せた。

 夢をかなえたい。パッションを追い求めたい……。そんな思いで、海の向こうから北海道にやってきたYOUたち。次回はカエデを育てメープルシロップ作りに励むカナダ人の物語です。1月24日午後6時、配信予定です。

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